私のシム環境は既製品ではなくSUSフレームの自作と、既存車の中古シートを取り付けたコックピットになっております。
本当はセミバケットシートなどが理想ではあるものの、とりあえず安く済ませるために中古3000円ぐらいで買った車のシートで済ませておりました。
ただ、2021年12月に一度カーショップに行く機会があり、そこでいろんなバケットシートが展示していたので色々と座ってみたら以下の点に気が付きました。
- お尻が下がっており座面が水平ではなく若干寝ているポジション
- 太もも横のサイドサポートの背が高いので膝の位置が固定される
この2点です。
それまでは10年前に父親がランエボ乗ってるときの標準シートがレカロのセミバケだったので、その時ぶりのセミバケ体験です。
当時はレースゲームを一切やっていなかったし、何も経験がないのでセミバケはサイドが出っ張ってて乗り降りしにくくていやだなぁぐらいにしか思ってなかったのですが、レースシムを嗜むようになった今は感じることが変わり、上記2点をすごく感じました。
その2点の改善ができればペダルへの脚の角度や膝が固定されることでペダルへの入力にブレがなくなってコントロールがやりやすくなりそうだなというのがセミバケを試座した時の感想です。
そこで、先ほど感じた上記2点の中の1点目は今のシートでも少しいじればポジションを変更できるなと思い、若干前を上げて固定することで少しだけ角度をつけてみたところ、驚くべき効果がありました。
その当時、iracingのF1(W12)のシルバーストーンのコースを走りこんでいたこともあり、シートポジション変更前と後を比較してみたところ、いきなりの初走行で1秒も速くなってしまいまいした。
その時こういうツイートをしております。
当時、2022年シーズン1のF1(W12)の初シーズンのシルバーストーンの60L重タンの序盤ロングラン練習で28秒台を出したことがそれまでありませんでした。
少し軽くなってきたころか、前に速い車がいてスリップもらってヒーヒー言いながらたまーに28秒に乗るぐらいで連続ラップで乗ったことはありませんでしたので、序盤から全然プッシュしてるつもりもなく普通にマージンもってロングラン練習しているのに連続で28秒台にいれられたのだから、これは決してまぐれではなく、確実にアベレージが1秒程度あがったと言えるかなと。
(厳密にいえば若干気象条件がポジション改良後のほうが良かったので1秒は言い過ぎな部分があるかもですが、体感でも安定はしやすくなったのは確実です)
おそらくですが、若干座面に角度を付けたことにより、足がペダルに対して足首の角度が少し楽になったのが大きいのかなと推測します。
それまでは座面が水平で普通のシートなのもあって、足首の角度がきつくなり、脛の前側が吊る感じなどがゼロではありませんでした。
ただ、普通のシートなので膝の位置はセミバケやフルバケほどの固定感はないので、これがセミバケなどになったらもっとペダルコントロールには最適な環境になるのだろうなぁという感じがします。
ということで、この1年後にフルバケをポチることになってしまうのですが、まだ設置していないので普通シート → 普通シート(座面角度つける) → フルバケ
になったときのさらなる変化はまた後日書きます!
→次記事「シートでタイムは変わるのか②」はこちら
コメント