アキラ総帥です!
今回の記事はVRの酔い対策について私が実践したことについてです。
私は普段はライブ配信もしくは動画投稿がメインなのでVRより3画面派ではありますが、2021年頃に3画面にするかVRにするか悩んだ時期があり、当時はVRなら3万ちょい(入門VRならば)だけど、3画面は10万以上するので、まずはオキュラスクエスト2で初めてVR体験をしました。
ただし、当時の入門VRはお世辞にも画質的にまだまだ発展途上なのもあり、コーナーリング中の景色が横に流れる感じなどや、ちょっとトラッキングがズレる感じがあればウッっと一気に酔う感じになり、初めは1周回るだけでもうダメという感じでVR酔いしていました。
ただ、特定のVR酔いしやすいタイミングあり、特に以下タイミングで一気に酔う確率が高かったです。
- 負荷が高くなった時にカクカクの映像になった瞬間やトラッキング不良時に酔いやすい
- スピンした時に視界がぐるんと回る際に酔いやすい
確かに、PCスペックやそもそものVRが入門機で3~4万のオキュラスクエスト2だったので(今のメタクエスト2)、そこまで解像度が高くもないエントリーモデルなためか、iracingにおける画質もまぁ、ザ・入門機という感じで粗いものでしたが、VRの没入感だとか楽しさは十分味わえました。
でも、直線だとか他の車が近くにいない単独の負荷が軽くなる時はカクカクになることもないし、酔う感じはないのですが、コーナーでFPSが落ちると一気に酔う感じになったので、1周走るごとにちょっと休憩という、とてもレースできる状況では当初ありませんでした。
どうしたものかと思いつつ、まずはVRに目を慣らす必要があるなと感じたので、そこから2週間程度VRトレーニングをすると、レースゲームであまり酔う感じが無くなって楽しめるようになったのでその備忘録です。
VRにおけるレースゲームというのは、絵が流れていく速度が速く、視線移動もあるしで結構「動的」なゲームだからVR酔いハードルは高いのかもしれないと思ったので、まずは絵が流れず、視線移動も大きくないような「静的」なゲームから慣らすことを始めました。
step1 釣りゲームで慣らす
まずは自分が立っている場所の景色が静的のままかつ、視線移動も少ないゲームで思いついたのが釣りゲームでした。
湖に向かって投げて、リールを巻きながらあたりを待つので、急激な視線移動もなく、これと言って酔うことは一切ありませんでした。
私は超インドアタイプなので一切アウトドア趣味がほぼないのですが、画質は粗いながらも大自然の中に立ってる感じは良かったですし、もっと画質が良くなったら世界の観光地を散歩できるようなグーグルアース的な感じでバーチャルで自然を見るのもよさそうと思うぐらいには将来性を感じました(笑)
なので、こういう一切動きのない状況であれば全然酔わないことがわかりましたし、しばらくはこういう静的なハードルの低いゲームでまずは1週間慣らしました。
そして次のステップに進みます。
step2 ボクシングゲームで慣らす
次のステップではもう少し視線移動があるゲームで慣らそうと思った結果、とりあえずボクシングゲームが安かったのもあってやってみました。
釣りゲームよりは相手がいる分、リングの中を動くので視界が動くし、視線も狭い範囲ではありますが動きが出るので良いかなと。
ということでやってみたのですが、こちらも特にレースゲームの時ほど酔う感覚は出ませんでした。
酔うことは無かったものの、体力的にめっちゃ疲れます🤪
1試合やった後、汗だくになります。
私の場合はたまたまボクシングゲームでしたけど、卓球とかもちょうどいいかもしれませんね。
そしてこれも1週間程度遊びつつ、2週間後に再びiracingをやってみました。
step3 再度iracingをやってみる
2週間ほど静的なゲームでVR慣れさせた後に、再びiracingに戻ってみたところ、今度は意外や意外、全然酔いを感じることが少なくなりました。
慣らす前)
・毎コーナーごとに酔う感じがあり、1ラップ走るのが限界(FPSが低下した時や、トラッキング不良時は特に)
慣らし後)
・数ラップしても全然酔う感じがなく全く平気に。(FPSが低下した時や、トラッキング不良時は酔いやすいが、やや軽減)
全く酔う感じがゼロになるわけではなかったのですが、初めは毎コーナーごとに段々と酔う感じが強くなって1ラップするのが限界だったのですが、慣らし後は全然平気でした。
ただし、FPSが低下した時や、トラッキング不良で現実世界での見え方と違うおかしな視界の動きをした時には酔う感覚が出るのは変わりませんでした。これは多分脳がバグるんでしょうね。
普通に首を動かして見える見え方なら脳がバグることはないので酔わないのでしょうが、トラッキング不良ではいきなり位置がズレたりでありえない見え方になってしまうので脳のバグが酔いの原因になるんだろうなと感じます。
ただ、いきなり車速の速いF1をやるのではなく、jrフォーミュラだったりの速度の低い車でやるほうがさらにハードルが下がる気がしました。
慣らし後でもF1やるよりはF3やるほうがはるかに酔いは感じにくかったです。
なので、やはり景色が流れる速さが遅くなる方がPC負荷的にも多分描画負荷が低いからFPSが落ちにくかったり、そもそもの景色の流れ方が速いよりは低いほうが酔いにくいと感じます。
F3でしばらく慣らした後にF1にいくとなお良しでした。
ということで、初めてのVRでちょっと酔いやすいなという場合は以下ステップを踏んで目を慣らす作業をしたほうがいいかもしれません。
①景色が流れない、視線移動も少ない静的なゲームでまず慣らす(釣りゲームなど)
②若干視線移動などがあるゲームにステップして慣らす(ボクシングゲームなど)
③車速の低い車からレースしてみる
ただし、私はオキュラスクエスト2(メタクエスト2)が初VRでしたが、その3,4年後にDPVR E4 blackというミドルモデルVRやpimax crystal lightを体験したのですが、高解像度のVRだとそもそも酔いませんでした(笑)
なので、ある一定の解像度を超えるキレイさがあるVRだと、FPS低下やトラッキング不良などなければ酔いにくいと思います。この辺りはもう年々キレイな映像に技術が進歩しているので「画像が粗すぎて脳を騙せずに酔う」というのはもう問題ではなさそうですね。
なので一昔前の2020年前後の入門VRだと、「VRは酔う体質だからダメなんだよねぇ」という人でもまぁ仕方ないよな当時の画質じゃ。と思いますが、2024年現在の10万前後のミドルVR以上であれば酔わない人は多い気がします。
なので、今からVRやりたい!という人は
できるだけミドルクラスのVRから手を出すと幸せかもしれない( ´ー`)
やっぱり画質の良さ、VRの性能の良さと、脳のバグの起きにくさは相関関係がある気がします。3~4万の入門VRと、10万前後のミドルVRだとどうしても画質が良いだけで酔う原因要素が排除されてる感がありますね。
5000番台のグラボとか出てくる2025年からはまた更にVRが進歩しそうな予感がするので、楽しみですね!( *´艸`)
DPVR E4やpimax crystal lightを触ったときの感想など、それはまた別途記事にしたいと思います。
今日はここまで!では!
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